またホームで延長負け
もう今季何度目だろうか?
ホームゲームの延長戦で複数失点した上に、その裏の攻撃をあっさりと終えて負けるのは・・・・。
「こういう負け方はもう見飽きた」というのが多くのドラゴンズファンの思いではないだろうか?
何というか、点の採り方を知らないというか、勝ち方を知らないというか、観ている方としてはこういう負け方が一番ダメージを受けるという試合が今日も行なわれてしまった。
敢えてお客さんに苦行を強いるような試合。それをここ数年の中日ドラゴンズは繰り返している。
ここ一番で打てない
なぜこのような試合を繰り返すのか?その理由は勝ち切るべきところで勝ちきれないからであり、端的に言えば点を取るべきところで取れないからである。
点を取るべきところで取れずにいる間に相手に失点を許して負ける。それがこのチームの特徴です。
今の中日ドラゴンズにはポイントゲッターがいないのです。
今の中日ドラゴンズのスタメンをはる選手たちは皆、高打率です。チーム打率もかなり良い。投手が打席に立たないパ・リーグのチームと比べても遜色のないチーム打率をほこっています。
それにも関わらず得点は少ない。このデータが表しているのは、今の中日ドラゴンズの野手陣はどうでもいいところで単打を打っているから打率自体は高いけれど、ここぞの場面では打てないということです。
そして、あえて「単打を」と書いたのはホームランを打てる打者が他球団に比べて少ないということをも意味しています。
だから、点も取れないし試合にも勝てないのです。
強くなるために
今の中日ドラゴンズは数字が表している以上にヤバイ状態だと言えると思います。
なまじ打率が高いのでそこそこ活躍している選手が多くいるように感じますが、その打率からくる期待値を遥かに下回る得点しか挙げられないのです。
本当に中日ドラゴンズが強くなるためには、現状の見かけだけの数字に惑わされることなくチームを勝利に導く能力の高い選手を獲得・育成するべきです。
偏重ドラフトをやめよう
現在の中日球団には中日ドラゴンズを強いチームにする意志はなく、選手補強の予算を準備する意志もないのはここ数年のチームの補強状況を見ていればわかります。
だからこそ、このブログを始めて、中日球団に変わってもらおう、それが無理なら中日球団には球団経営から手を引いてもらおうとしているのです。
きっと今オフも積極的なFA選手の補強などしないでしょう。
しかし、中日ドラゴンズが今のような惨状になってしまったのは、金を出さなくなったからだけではありません。
中日ドラゴンズがナゴヤドーム完成以来、ドラフトでは守備や走塁の良い選手ばかりに偏重して獲得しており、チームの主軸になるようなホームランバッターをドラフト上位で獲得しなくなりました。特に2000年代では平田選手(を含めるのには異論がありそうですが・・)と堂上直倫選手くらいです。
しかも、残念ながら、どちらもチームの主砲には育ちませんでした。平田選手はやっぱり1番打者タイプだし、堂上直倫選手はちょっと長打力のある守備の人です。
2010年代に入っても、高橋周平選手くらいしか獲得していません。
チームの主軸になる打者の獲得を
中日ドラゴンズのドラフトは投手と守備の人に偏重していたのです。これでは勝負強い打線など組めるはずがないでしょう。
脇役は所詮、脇役なのです。アマチュア時代から「この選手にまわせば何とかしてくれる」という期待を受けながら野球をやってきた真の主砲候補をドラフトで獲得すべきなのです。
中日球団には、金がないなら、せめて頭だけは使って球団経営をしてほしいものです。
広いナゴヤドームでも結果を残せる真の主砲の入団に期待したいところです。
こんな試合を続けていれば、お客さんの足はナゴヤドームから遠のくばかりになってしまいます。