健康保険法に規定されている厚生労働大臣の権限に関する事務は、その多くが日本年金機構に委任されています。
また、保険医療機関等の指定などの権限は地方厚生局長等に委任されています。
順番に確認していきましょう。
日本年金機構は、旧社会保険庁の廃止に伴って平成22年1月に設立された公法人です。
厚生労働大臣の監督の下で、厚生年金事業と国民年金事業等の業務運営を行っています。
日本年金機構は厚生労働大臣の委任を受けて権限の行使や事務処理を行っています。それぞれ確認していきましょう。
以上、日本年金機構は実は年金だけでなく健康保険に関する業務も行っているのです。
先程、少し書いたように厚生労働大臣の権限の一部は地方厚生局長等にも委任されています。
ここでいう地方厚生局長等とは、地方厚生局長又は地方厚生支局長のことです。
以上、今回は日本年金機構を中心にした健康保険法に係る厚生労働大臣の権限の委任についてご紹介しました。