働きながら資格を取る方法②

いかにして集中するか?

資格を取得するために勉強を始めると最初にぶち当たる壁がいかにして集中するかだと思います。

実際、私も社会保険労務士試験の勉強を始めた当初はなかなか勉強に身が入らずに苦戦していました。

勉強を始めるために机に向かうのが億劫になり、掃除などを始めてしまう。一番厄介なパターンです。

「休日にやろう!」は×

こんな時、特に平日は自分の頭の中で悪魔が囁きます。

「今日は仕事で疲れているし、週末にまとめて勉強すればいいじゃないか。」

当初、私もこうした悪魔の囁きに乗ってしまいました。

しかし、こうした場合、休日にまとめて勉強に励むことは絶対にありません。

平日の短時間の勉強に取り掛かることすら億劫なのに、休日に長時間のまとまった勉強に取りかかることなど想像もできません。

また、休日になれば「平日の仕事を乗り切ってきて、やっと辿り着いた休日」という思いが強くなり、休みたくなるのが人情というものです。

億劫にならないくらい短い時間に全力集中

さて、それではどうやって集中するのかというと、最終的に私が辿り着いたのが、取り掛かるのに億劫にならないくらい短い時間に全力で集中して勉強するということでした。

具体的な時間でいうと10~15分位です。

これなら、勉強を始めるに当たって億劫になることはないでしょう。おそらく今までなら1時間の勉強を始めるに当たって勉強しようかどうしようかとのらりくらりと過ごしているうちにあっという間に過ぎてしまうくらいの時間です。

まずはこの10~15分の時間を全力で集中して勉強に取り組みましょう。きっと効果があるはずです。

考えてみれば1時間勉強をしようとして机に向かっても1時間集中力を切らずに勉強することは難しいと思います。個人差はあっても人間の集中力なんてそんなに長くは続かないものです。

それなら、自分が確実に集中して勉強できる時間だけ、勉強する方が効率的だと思います。

短い時間を積み重ねる

ただ、1日の勉強時間が10~15分ではあまりにも短すぎます。

そのためこの10~15分の勉強を隙間時間に詰め込んで1日で何回か積み重ねることでトータルの勉強時間を確保します。

私の場合は、朝少し早く家を出てから駅の待合室で15分。昼食休憩1時間の間に15分。帰宅してからすぐに15分。これでトータル45分の勉強をしていました。気持ちがノッている時などはこれに就寝前に15分を加えて1日1時間にしてもいいわけです。

おそらく1回1時間の勉強をするよりも15分×4回の方が集中して勉強できるはずです。

休日をどう使うか?

最後に休日の過ごし方です。

一般的に資格の取得や受験の際には休日は長時間の勉強に充てることが多いようです。

しかし私自身は休日に長時間の勉強をすることはしませんでした。というかできませんでした。集中力がなかったこともありますが、前回記載したように私は社会保険労務士試験に9回挑戦しているので、あまりにも日常の生活を犠牲にして勉強に取り組むとそれが試験当日のプレッシャーになってしまうということがありました。

そのため、私は休日に関しては平日と同じくらいか、逆に少し少ない勉強時間にしていました。だいたいは朝と夜に15分づつの30分くらいの勉強でした。

平日は働いているわけですから休日にはしっかりリラックスすることも大切なことです。

少し甘いと思われるかもしれませんが、集中力のない私にはこの方法があっていました。もし、勉強に集中できずに困っているのであれば一度試してみることをお勧めします。

次回は「いかにして記憶を定着させるか」をご紹介します。

いもづる・関連書籍

今回ご紹介した集中して勉強する方法のアイデアをくれた本をご紹介します。

ご興味のある方は是非ご一読ください。