ここまで働きながら資格を取るオススメの勉強方法をご紹介してきましたが今回が最終回です。
さて、前回までの勉強方法のご紹介の中で短時間の勉強を積み重ねることが大切であることを強調しました。
そうすると隙間時間を有効に使うことが必要になってきます。
この記事はシリーズが働きながら資格を取ると謳っているのでサラリーマン目線で考えると、できればビジネスバッグにテキストや問題集を入れておきたいものです。
しかしながら、例えば社会保険労務士試験のテキストや問題集を購入するとその分厚さはちょっとした辞書と同じくらいあります。もちろん各出版社も軽量化に努めてくれてはいるもののやはりビジネスバッグにいれるには重い。そして分厚い。ビジネスバッグに仕事用のパソコンでも入れていようものなら、そこにテキストや問題集をいれておくことはとてもできないと思います。
今回はそんな問題を解決する方法をご紹介します。
この方法をするには、少しの勇気と思いきりが必要です。ただ、私はこの方法をしたためにテキストや問題集を持ち歩くのに重たい思いをせずにすみましたのでぜひ勇気をもってやってみてください。
この方法とはテキストや問題集を裁断して複数に分割することです。
文章でその詳細な方法をご説明することは難しいですが使った道具などをご紹介できるのでぜひ参考にしてみてください。
私はこの作業に1~2時間かけていましたが明日から重たいテキストを持ち運ぶ必要がなくなることを思えば、この程度の時間のロスはまったく問題にならないと思います。
まず、用意するものはテキストや問題集の他にカッターナイフと製本テープです。
念のため、私が使ったカッターナイフと製本テープのリンクを貼っておきます。カッターナイフは自宅にあるものでも良いのですが、私は新しいテキストと問題集に刃を入れる以上、切れ味の良いものがいいと思ったので新品を買いました。
さて、この作業は習うより慣れろです。
分厚いテキストの場合、テキストの上から見るとページの根本が見えます。
各ページがバラバラにならないようにこの根本の部分に刃を入れて切っていきます。まずは分厚い表表紙と裏表紙を切り離します。そして残りは科目や単元ごとに裁断すると良いでしょう。
もしお手元に古いテキストなどがあるのであれば、まずはそちらで試し切りすると何となく感覚が掴めます。
きれいに裁断ができたら、背表紙の部分に製本テープを貼って貼って完成です。
上手く作ると各科目ごとの薄いテキストと問題集ができていると思います。分厚かったテキストや問題集も科目ごとに分割するとかなり薄くなると思います。
社会保険労務士試験の場合、試験科目は10科目なのでテキストや問題集を科目ごとに裁断すれば暑さは10分の1になります。
この繰り返しますが作業は骨の折れる作業です。しかし、それをするだけの価値はあります。ぜひお試しください。
今回まで5回に渡って続けてきた「働きながら資格を取る方法」は今回が最終回です。私が長年かけて手にした勉強に役立つ方法を全てご紹介しました。
こうしてあらためて文章にしてみるとあまり多くのテクニックがあったわけでは無かったことがわかりました。
しかし、経験者の立場から言えば必ず役に立つと自信を持って伝えられる内容になっていると思います。
この記事を読んで一人でも次のステップに進む役に立ったという人が出てくると嬉しいです。
働きながら資格を取るというのは大変なことです。しかし、現状に不満があったり、今とは違った仕事をしたいという気持ちがあるのであれば、まずは1歩、歩み出すことです。
大変そうな道のりも、1歩歩み出すことから始まります。どんなに偉大な人物にも必ずはじめの1歩があるのです。そして諦めずに1歩1歩歩むことで必ずゴールにたどり着けます。
と何も持っていなかった9年前の私に伝えたいなぁと思います。